ソフレは、イランの伝統的な食卓布で、食事の場を彩る大切な存在です。
1枚敷くだけでそこは食卓となるうえに、パっと華やかになり、いつもの食事が特別な時間に変わります。
美しい柄が特徴で、テーブルクロスやインテリアのアクセントとしても楽しめます。

その昔は、ラクダの毛で作られたソフレが使われていました。(←画像が本物)
ラクダの毛には油分が多く、水を弾く性質があるため、食事中に飲み物をこぼしてもすぐに拭き取れたそうです。
時代とともに素材は変わりましたが、「食を大切にし、豊かに楽しむ」という精神は変わりません。

イランでは、家族が集まる食卓を大切にし、ソフレの上で食事を囲むことが習慣です。
文化の一部を取り入れることで、食事の時間がより温かく、豊かなものになるかもしれません。
あなたの食卓にも、ソフレの美しさと機能性をプラスしてみませんか?

現代のイランでは、日常は布やビニールシートのソフレを使用。来客が多い時にはこちら↓のソフレを1本敷いてみんなで食事をします。ピクニックの時などは、カットして持参。ピクニックシートとしてはもちろん、果物をカットしたり、ひまわりのタネをポイポイしたり。最後はクルクルっとまとめてゴミに。